釜の鐶の中には、色々と扱いがあります。今回はその中で巴鐶と呼ぶ鐶の扱いを説明します。鈴鐶と言われる物、蜻蛉鐶も扱いは同じです。
①炭斗を持ち出し、釜の蓋を帛紗で閉め羽箒をおろし、鐶を鳥、左手に預け、火箸を出します。
②左手の鐶の右手の向こうを、右手で持ちます。
③手前が向こうになるように、鐶を打ち返し、一旦左手に持ちます。
④常と同様に右、左の手に鐶を持ちます。
⑤釜の鐶付へ、二手で鐶をかけます。
釜敷きをだし、一膝前へ進んで、鐶を餅、釜敷きの上へ蓋をのせます。釜敷きへ釜の乗り具合を眺め、正してから、釜敷きごと釜を右下方へ移し、身体を釜へ正面にします。
⑥常の通り、鐶を外します。
⑦外した鐶を左手に一旦預けます。
⑧右の鐶の手前を持って、打ち返します。
⑨一旦左手に揃えて持たせ、二本の鐶を右手で持ち、釜の右、常と同じ位置に置き付けます。
体を風呂の前へ戻し、香合をだし、羽箒をかけ、下火を直して、炭をつぎ、と進めます。
釜に鐶をかけて、釜を風呂の方へ移し、釜を風炉にかけて、あらためてから鐶をはずすと言う作法は、先述した動作を裏返した順に進めます。