10月は名残の季節です。
名残と言えば、秋の物侘しい季節のことを想像しますが、茶道において名残とは、茶壷の中のお茶が残り少なくなってしまい、名残惜しい時のことを指します。
去年の11月に茶壷の口を切って、使いだしたお茶がもう残り少なくなってしまい、この足後のお茶を挽いたらおしまい、と言うときに名残惜しさを感じ、この晩秋の季節に感じる名残を大切にするのです。ここでは、もう終わってしまったものを無理やりに出すことを重んじているわけではなく、最後の残り一つを大事にとっておいてお出しすることが大事と言うことになります。
料理で言うと、茶事には旬の物や走りの物を使うのが良いとされますが、もうすぐ口切の季節が来ますので、目新しいものは口切まで撮っておいて、残り物をうまく使うことが好まれます。
この季節、茄子、冬瓜、南瓜、恋も、レンコン、栗、銀杏、マツタケ、じゅんさい、カマス、ハモ、サバ、などがあげられます。
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